2023年卒の高卒生との出会いを楽しみにしています!前編
こんにちは、株式会社三光電氣の青木隆です。
三光電氣は前年度より高卒採用を本格的に開始しました。
そして、有難いことに1名採用することができました。
長崎県の島原からはるばる大阪に来てくれて嬉しい限りです。
そして、この出会いをきっかけに、
三光電氣の新入社員育成の体制も大きく進化させることができました。
同族経営ならではの親心のある企業風土を活かした個別対応の育成カリキュラムや、
先輩によるマネジメント体制や評価制度などを統合的に刷新しました。
企業規模では、現段階では大企業に到底及ばないですが、
その企業規模を活かした育成体制に仕上がったのではいかと自負しています。
数年かけて財務基盤も改善したため、
三光電氣はようやく人材を受け入れ育てる体制が整いましたので、これからが楽しみです。
そのため、
2023年卒の高卒生の採用者数は『11名』を目標にしています。
11名という数は急増に思えるかもしれませんが、
三光電氣のチャレンジングな成長カーブから考えると妥当な数です。
将来に胸を躍らせる若者との出会いを楽しみにしています。
では、三光電氣が手塩にかけて構築した育成体制のポイントを少し紹介したいと思います。
(長くなってしまいましたので、前編と後編に分けたいと思います。)
1.電工職人である以前に社会人としての自覚と姿勢を身に付けてもらうこと
職人は職人である以前に社会人です。
そのため、社会人としての教養はとても大切です。
中途採用をしていると、企業を転々としまともな教育を受けず、
現場のことだけを叩き込まれた方を目にすることが多々あります。
それが良くないと一概には言いませんが、人を育てることに無責任な企業に勤めていたのだな、
と感じてしまいます。
職人としての知識や技術はもちろん重要であり必要ですが、
その礎には社会人という基礎があることを育成側は忘れてはいけません。
ましてや、高卒生は18歳です。
世の中の同世代といえば、大学へ進学し義務教育から任意教育に切り替わり、
アルバイト始めながら、徐々に主体性や自立性を養い、社会に触れていきます。
それが高卒の新入社員の場合は、社会人初日から社会のど真ん中に飛び込むことになります。
その責任と親心を持ち、三光電氣は新入社員を教育していきます。
2.半年間に及ぶ現場経験とフォロー教育のサイクル
三光電氣では、初め数日間に最低限の基礎教育と知識教育、安全教育を行います。
その後は、現場にてリアルな社会や現場を体感してもらいます。
社会人0年1日目の彼らに、座学の知識を詰込んでも自分の頭で考える材料となる類似経験を持ちあわせていません。
そのために、高い育成効果を期待することは難しいです。
そのような状態の彼らに数か月に及ぶ社員教育を行っても、意欲的な時期における成長スピードを遅らせるだけになります。
だからこそ、三光電氣ではリアルな現場体験の後に、
改めて座学としての現場フィードバックや知識、教養を伝え、安全教育を行います。
その後、再び現場での体験を積んでもらいます。
もちろん現場においても、先輩たちがマネジメントし、育成を図ります。
この『現場体験→座学によるフォロー』→『現場体験→座学によるフォロー』→・・・・・
の教育サイクルを半年間かけて何回も何回も繰り返し回していきます。
フォローの内容もその社員の理解度に応じて柔軟に変えていきます。
得られる効果は非常に高く成長スピードも速いです。
実際に、
今年入社した高卒新入社員の成長は3か月目にして手に取るようにわかりました。
もちろん彼自身の資質も大いに影響していますが、良い方向へ大きく伸すことができていると実感しています。
是非、他の施工会社にも真似ていただき、業界全体で人材力の底上げを図れると良いと感じます。
長くなってしまいましたので、続きは後編にて記載いたします。
続きは後編へ